Intune – LAPS(ローカル管理者パスワードの管理)の適用 動作確認

デバイスにトラブルが起きたとき、ローカル管理者アカウントでサインインしたい場面があります。ただ、デバイスごとにローカル管理者のパスワードを管理するのは手間がかかるため、全台で同じパスワードを使っている環境も少なくありません。

この状態で1台のパスワードが漏れると、同じ資格情報で他のデバイスにも入られ、被害が一気に広がります。この記事では、Entra 参加した Windows デバイスに Intune から Windows LAPS(Local Administrator Password Solution)を適用し、デバイスごとにパスワードを自動生成して Entra ID にバックアップする動きを確かめます。

この記事でわかること
  1. Entra ID で LAPS を有効にする
  2. Intune でローカル管理者アカウントを有効にする
  3. Intune で LAPS のポリシーを作り、デバイスに割り当てる
  4. Entra ID・Intune でパスワードを確認し、サインインと適用状況を確かめる

Windows LAPS の仕組みと前提

Windows LAPS は Windows に組み込まれた機能で、ローカル管理者アカウントのパスワードを自動で生成し、決まった間隔で変更(ローテーション)して、ディレクトリにバックアップします。バックアップ先は Microsoft Entra ID かオンプレミスの Active Directory のどちらか一方です。今回は Entra 参加のデバイスなので、Entra ID にバックアップします。

IntuneEntra IDWin11-3Windows 11(Entra 参加)① LAPS ポリシー/管理者アカウントの有効化② パスワードを生成してバックアップ③ 管理者がパスワードを確認
図1 この記事で確かめる LAPS の流れ

Intune は LAPS の設定(バックアップ先、パスワードの長さや有効期間など)をポリシーとして配信します。デバイスはその設定に従ってパスワードを作り、Entra ID に保存します。管理者は Entra 管理センターか Intune 管理センターでパスワードを確認できます。

項目要件
デバイスの参加形態Microsoft Entra 参加、または Microsoft Entra ハイブリッド参加(Entra 登録のデバイスは対象外)
Windows のバージョンWindows 11 22H2・21H2、Windows 10 22H2・21H2・20H2 は 2023年4月11日の更新プログラム以降。Windows 10 Enterprise LTSC 2019 以降も対象
ライセンスMicrosoft Intune Plan 1、Microsoft Entra ID Free 以上
Entra ID の設定Entra 参加のデバイスでは、テナントで LAPS を有効にする(ハイブリッド参加では不要)
現在の状況

Windows 10 は 2025年10月14日にサポートが終了しています。Intune では引き続き登録できますが、機能の動作は保証されません。

検証の構成

Entra 参加し Intune に登録した Windows 11 のデバイス「Win11-3」を使います。ポリシーは「セキュリティ適用グループ」に割り当て、Win11-3 をこのグループのメンバーにしています。設定は次の3つです。

どこで何を設定するか
Entra 管理センターテナントで LAPS を有効にする
Intune(構成プロファイル)組み込みの Administrator アカウントを有効にする
Intune(アカウント保護)LAPS のポリシー(バックアップ先、管理するアカウント)

LAPS の設定

Entra ID で LAPS を有効にする

Microsoft Entra 管理センター(https://entra.microsoft.com/)で、ID ›› デバイス ›› すべてのデバイス ›› デバイスの設定 を開きます。「Microsoft Entra Local Administrator Password Solution (LAPS) の有効化」を「はい」にして、「保存」をクリックします。

画面イメージについて

この記事の画面は、実際の画面ではなく、検証時の画面から設定する項目(見るポイント)を抜き出して描いたイメージです。バージョンによって、項目の並びや表記は変わります。

Microsoft Entra 管理センター画面イメージ
デバイス ›› デバイスの設定
2保存破棄
ユーザーごとのデバイスの最大数50
⋮ (中略)
ローカル管理者設定
1Microsoft Entra Local Administrator Password Solution (LAPS) の有効化◉ はい○ いいえ
図2 デバイスの設定(実際の画面ではなく、設定項目のポイントを示したイメージです)
No.項目設定内容
1LAPS の有効化はい
2保存クリックして設定を保存する

この設定は、少なくともクラウド デバイス管理者のロールで行います。現在の Entra 管理センターでは、メニューの道筋は Entra ID ›› デバイス ›› 概要 ›› デバイスの設定 のように表示が変わっています。

ローカル管理者アカウントを有効にする(Intune)

Windows の組み込みの Administrator アカウントは、既定では無効になっています。LAPS は無効のアカウントのパスワードも管理しますが、サインインに使うにはアカウントを有効にしておく必要があります。今回は Intune の構成プロファイル(設定カタログ)で有効にします。

Microsoft Intune 管理センター(https://intune.microsoft.com/)で、デバイス ›› プラットフォーム別 ›› Windows ›› 構成プロファイル を開き、作成 ›› 新しいポリシー をクリックします。プラットフォームとプロファイルの種類を選び、「作成」をクリックします。

Microsoft Intune 管理センター画面イメージ
構成プロファイル ›› プロファイルの作成
1プラットフォームWindows 10 以降
プロファイルの種類設定カタログ
2作成
① 基本
3名前 *ローカル管理者アカウントの有効化
説明 
プラットフォームWindows 10 以降
前へ4次へ
図3 プロファイルの作成と基本情報(実際の画面ではなく、設定項目のポイントを示したイメージです)
No.項目設定内容
1プラットフォーム/プロファイルの種類Windows 10 以降/設定カタログ
2作成クリックして基本の入力に進む
3名前ローカル管理者アカウントの有効化(任意の名前)
4次へ構成設定に進む

「構成設定」で「設定の追加」をクリックすると、設定ピッカーが開きます。カテゴリから「ローカル ポリシー セキュリティ オプション」を選び、「アカウント: 管理者アカウントの状態を有効にする」にチェックを入れて、設定ピッカーを閉じます。

Microsoft Intune 管理センター画面イメージ
構成設定 ›› 設定ピッカー
検索設定を検索
カテゴリ別に参照
ローカル セキュリティ機関
1ローカル ポリシー セキュリティ オプション
ワイヤレス ディスプレイ
“ローカル ポリシー セキュリティ オプション” の 50 個の設定 (カテゴリ)
☐ アカウント: Microsoft アカウントをブロックする
☐ アカウント: ローカル アカウントの空のパスワードの使用をコンソール ログオンのみに制限する
2☑ アカウント: 管理者アカウントの状態を有効にする
☐ アカウント: 管理者アカウント名の変更
図4 設定ピッカー(実際の画面ではなく、設定項目のポイントを示したイメージです)

追加した設定を「有効」にして、「次へ」をクリックします。

Microsoft Intune 管理センター画面イメージ
✓ 基本 ② 構成設定 ③ スコープ タグ ④ 割り当て ⑤ 確認および作成
ローカル ポリシー セキュリティ オプション
このカテゴリの 50 件中 49 件の設定は構成されていません
1アカウント: 管理者アカウントの状態を有効にする● 有効
前へ2次へ
図5 構成設定(実際の画面ではなく、設定項目のポイントを示したイメージです)
No.項目設定内容
1アカウント: 管理者アカウントの状態を有効にする有効
2次へスコープ タグに進む

「スコープ タグ」は何も設定せず、「次へ」をクリックします。「割り当て」で「グループの追加」をクリックし、「セキュリティ適用グループ」を選んで「選択」をクリックします。

Microsoft Intune 管理センター画面イメージ
✓ 基本 ✓ 構成設定 ✓ スコープ タグ ④ 割り当て ⑤ 確認および作成
組み込まれたグループ
1グループの追加ユーザーをすべて追加デバイスをすべて追加
グループを選択する
名前種類
2☑セキュリティ適用グループグループ
☐パイロット展開リンググループ
☐ポリシー対象ユーザとデバイスグループ
☐事前検証リンググループ
3選択
組み込まれたグループ(選択後)
グループグループ メンバー
4セキュリティ適用グループ1 個のデバイス、…
前へ5次へ
図6 グループの割り当て(実際の画面ではなく、設定項目のポイントを示したイメージです)
No.項目設定内容
1グループの追加クリックしてグループの一覧を開く
2セキュリティ適用グループチェックを入れる
3選択クリックして割り当てに追加する
4組み込まれたグループセキュリティ適用グループが追加されたことを確認する
5次へ確認および作成に進む

「確認および作成」で、名前と「アカウント: 管理者アカウントの状態を有効にする:有効」を確認し、「作成」をクリックします。

LAPS のポリシーを作る(アカウント保護)

Intune 管理センターで エンドポイント セキュリティ ›› アカウント保護 を開き、「ポリシーの作成」をクリックします。プラットフォームとプロファイルを選び、「作成」をクリックします。名前は「ローカル管理者パスワードの設定」にしました。

Microsoft Intune 管理センター画面イメージ
エンドポイント セキュリティ ›› アカウント保護 ›› プロファイルの作成
1プラットフォームWindows 10 以降
プロファイルLocal admin password solution (Windows LAPS)
2作成
① 基本
3名前 *ローカル管理者パスワードの設定
プラットフォームWindows 10 以降
前へ4次へ
図7 LAPS のプロファイルの作成と基本情報(実際の画面ではなく、設定項目のポイントを示したイメージです)
No.項目設定内容
1プラットフォーム/プロファイルWindows 10 以降/Local admin password solution (Windows LAPS)
2作成クリックして基本の入力に進む
3名前ローカル管理者パスワードの設定(任意の名前)
4次へ構成設定に進む

「構成設定」で、パスワードのバックアップ先と管理するアカウントを指定します。Entra 参加のデバイスなので、バックアップ先は Entra ID(画面の表記は Azure AD)にします。管理者のアカウント名には「Administrator」を指定し、そのほかは既定値のまま「次へ」をクリックします。

Microsoft Intune 管理センター画面イメージ
✓ 基本 ② 構成設定 ③ スコープ タグ ④ 割り当て ⑤ 確認および作成
LAPS
1バックアップ ディレクトリパスワードを Azure AD のみにバックアップする
 パスワード有効期間日数○ 構成されていません
2管理者のアカウント名● 構成されました Administrator
パスワードの複雑さ構成されていません
パスワードの長さ○ 構成されていません
⋮ (中略)
前へ3次へ
図8 LAPS の構成設定(実際の画面ではなく、設定項目のポイントを示したイメージです)
No.項目設定内容
1バックアップ ディレクトリパスワードを Azure AD のみにバックアップする(Entra ID にバックアップ)
2管理者のアカウント名Administrator
3次へスコープ タグに進む

構成していない項目には、Windows LAPS の既定値が使われます。主な既定値は次のとおりです。

設定既定値意味
パスワード有効期間日数30日パスワードを変える間隔。Entra ID にバックアップする場合は7〜365日
パスワードの複雑さ4英大文字・英小文字・数字・記号を使う
パスワードの長さ14文字8〜64文字で指定できる
認証後のアクション3パスワードをリセットし、管理アカウントをサインアウトさせる
認証後のリセットの遅延24時間管理アカウントでサインインしてから、上のアクションを実行するまでの猶予
管理者のアカウント名

この項目を構成しない場合、LAPS は組み込みの管理者アカウントを、名前ではなく既知の RID(SID の末尾が 500)で見つけて管理します。Windows のドキュメントでは、組み込みの管理者以外のアカウントを管理したいときだけ指定するよう案内されています。今回は明示的に「Administrator」を指定しましたが、組み込みの管理者を管理するだけなら空欄でも同じアカウントが対象になります。

なお、Windows 11 23H2 以前では、LAPS はアカウントを作りません。存在しない名前を指定しても、エラーにならずに何も起きません。Windows 11 24H2 以降では、自動アカウント管理モードでアカウントの作成や有効化も LAPS に任せられます。

「スコープ タグ」は何も設定せず「次へ」、「割り当て」では STEP 2 と同じく「セキュリティ適用グループ」を追加して「次へ」をクリックします。「確認および作成」で内容を確認し、「作成」をクリックします。

現在の表記

検証時の画面では、プラットフォームが「Windows 10 以降」、バックアップ先が「パスワードを Azure AD のみにバックアップする」と表示されていました。Azure AD は Microsoft Entra ID に名前が変わっているため、現在の画面では表記が変わっていることがあります。

動作確認

デバイスを同期する

ポリシーを早く反映させるため、デバイス ›› すべてのデバイス で Win11-3 を開き、「同期」をクリックして、確認のメッセージで「はい」をクリックします。

Microsoft Intune 管理センター画面イメージ
デバイス ›› すべてのデバイス ›› WIN11-3
リタイヤワイプ削除リモート ロック1同期パスコードのリセット
同期 – WIN11-3
Intune がこのデバイスに連絡を試みます。成功した場合、現在の操作またはポリシーがデバイスに同期されます。続行しますか?
2はいいいえ
図9 デバイスの同期(実際の画面ではなく、操作のポイントを示したイメージです)

デバイス側の LAPS は、1時間ごとに現在のポリシーを処理します。すぐに処理させたい場合は、デバイスの管理者権限の PowerShell で Invoke-LapsPolicyProcessing を実行します。

ローカル管理者のパスワードを確認する

Entra ID にパスワードがバックアップされたかを確認します。Entra 管理センターで ID ›› デバイス ›› すべてのデバイス ›› ローカル管理者パスワードの回復 を開くと、Win11-3 が一覧に表示されていました。「ローカル管理者パスワードの表示」をクリックすると、アカウント名やローテーションの日時が表示されます。「Show」をクリックすると、パスワードの文字列も確認できます。

Microsoft Entra 管理センター画面イメージ
デバイス ›› ローカル管理者パスワードの回復
デバイス名ローカル管理者パスワード
WIN11-31ローカル管理者パスワードの表示
ローカル管理者パスワード
2アカウント名Administrator
セキュリティ IDS-1-5-21-(伏せています)-500
3ローカル管理者パスワード******** Show
4前回のパスワード ローテーション2024/2/25 22:59:59
次回のパスワード ローテーション2024/3/26 22:59:59
図10 ローカル管理者パスワードの回復(実際の画面ではなく、表示のポイントを示したイメージです)
No.表示意味
1ローカル管理者パスワードの表示クリックすると、そのデバイスのパスワードの情報が開く
2アカウント名/セキュリティ IDLAPS が管理しているアカウント。SID の末尾 500 は組み込みの管理者アカウント
3ローカル管理者パスワード「Show」で文字列を表示する。横のボタンでコピーもできる
4前回・次回のパスワード ローテーション前回と次回の間隔が30日で、既定の有効期間どおりになっている
PasswordAgeDays:30日(既定値)前回のローテーション2024/2/25 22:59:59次回のローテーション2024/3/26 22:59:59管理者でサインイン24時間待つ既定の猶予期間リセット+サインアウトパスワードを使ったあとの動作(PostAuthenticationActions の既定値)
図11 パスワードのローテーションと、使ったあとの動き

パスワードを見られるのは、Entra のクラウド デバイス管理者や Intune 管理者のロールを持つアカウントです。パスワードは見ずに、デバイス名やローテーションの日時だけを確認できるロール(ヘルプデスク管理者、セキュリティ閲覧者など)もあります。パスワードの更新や回復(表示)の操作は Entra ID の監査ログに残り、アクティビティ「Recover device local administrator password」などで検索できます。

パスワードは Intune 管理センターからも確認できます。デバイス ›› Windows で Win11-3 を開き、モニター ›› ローカル管理者パスワード をクリックすると、Entra ID と同じ内容が表示されます。

デバイスを削除するときの注意

Entra ID からデバイスを削除すると、そのデバイスに保存されていた LAPS のパスワードも消え、回復する方法はありません。デバイスを削除する前に、必要ならパスワードを控えておきます。

ローカル管理者でサインインする

Win11-3 のサインイン画面で「他のユーザー」を選び、アカウント名「Administrator」と、確認したパスワードを入力します。

Windows 11 のサインイン画面(Win11-3)画面イメージ
他のユーザー
1ユーザー名Administrator
2パスワード●●●●●●●●●●●●●●
サインイン先WIN11-3
図12 ローカル管理者でのサインイン(実際の画面ではなく、入力のポイントを示したイメージです)
No.項目入力内容
1ユーザー名Administrator
2パスワードEntra ID(または Intune)で確認したパスワード

サインインできました。PowerShell で whoami を実行すると、ローカルのアカウント(デバイス名\administrator)でサインインしていることがわかります。

管理者: Windows PowerShell(Win11-3)画面イメージ
PS C:\Users\Administrator>PS C:\Users\Administrator> whoami1win11-3\administratorPS C:\Users\Administrator>
図13 サインインしたアカウントの確認(実際の画面ではなく、表示内容のポイントを示したイメージです)
No.表示意味
1win11-3\administratorデバイス Win11-3 のローカル アカウント Administrator でサインインしている

既定の設定では、LAPS が管理するアカウントでサインインすると、24時間の猶予のあとにパスワードがリセットされ、そのアカウントはサインアウトされます(図11)。同じパスワードを使い回せないようにするための動きです。サインアウトでは作業中のデータが失われることがあるので、長い作業をするときは注意します。

適用状況を確認する

Intune 管理センターで エンドポイント セキュリティ ›› アカウント保護 を開き、作成したポリシー「ローカル管理者パスワードの設定」をクリックします。「デバイスとユーザーのチェックイン状態」で「成功」がカウントされていることを確認し、「レポートの表示」をクリックすると、デバイスごとの状態が表示されます。

Microsoft Intune 管理センター画面イメージ
エンドポイント セキュリティ ›› アカウント保護 ›› ローカル管理者パスワードの設定
デバイスとユーザーのチェックイン状態
1 成功2
エラー0
競合0
該当なし0
処理中0
2レポートの表示
レポート(2 件中 1 ~ 2 件のレコードを表示しています)
デバイス名ログインしているユーザーチェックイン状態
3WIN11-3(伏せています)成功
WIN11-3システム アカウント成功
図14 ポリシーの適用状況(実際の画面ではなく、表示のポイントを示したイメージです)
No.表示意味
1成功(緑)ポリシーが問題なく適用されたチェックインの数。エラー(赤)や競合(オレンジ)が0であることも確認する
2レポートの表示クリックすると、デバイスとユーザーごとの状態が開く
3WIN11-3対象の Win11-3 が、サインインしているユーザーとシステム アカウントの2行で「成功」になっている

うまくいかないときの確認ポイント

状態よくある原因確認すること
Entra ID にパスワードが表示されないテナントで LAPS が無効、デバイスが Entra 登録、Windows の更新プログラムが足りないデバイスの設定の「LAPS の有効化」、デバイスの参加形態、OS のビルド
ポリシーは成功なのにパスワードが更新されないLAPS の処理がまだ行われていないInvoke-LapsPolicyProcessing を実行し、LAPS のイベントログを見る
イベント ID 10013 が出る管理するアカウントが見つからない指定したアカウント名がデバイスに存在するか(net user など)
Administrator でサインインできないアカウントが無効のままSTEP 2 のプロファイルが適用されているか
パスワードの「表示」ができない権限が足りないクラウド デバイス管理者、Intune 管理者などのロール

LAPS のイベントログは、イベント ビューアーの アプリケーションとサービス ログ ›› Microsoft ›› Windows ›› LAPS ›› Operational にあります。処理の開始は 10003、終了は 10004、失敗は 10005 で記録され、Entra ID へのパスワードの更新に成功すると 10029 が記録されます。

まとめ

どこで設定・確認ポイント
Entra 管理センターデバイスの設定で LAPS を有効化Entra 参加のデバイスでは必須
Intune(構成プロファイル)アカウント: 管理者アカウントの状態を有効にする組み込みの Administrator は既定で無効なので、使うなら有効にする
Intune(アカウント保護)Windows LAPS のプロファイルバックアップ先は Entra ID。ほかは既定値で30日ごと・14文字
Entra/Intuneローカル管理者パスワードの回復・表示表示できるロールを絞り、監査ログで操作を確認する
デバイスAdministrator でサインイン既定では24時間後にパスワードのリセットとサインアウト

LAPS を使えば、デバイスごとに違うパスワードが自動で作られ、定期的に変わります。共通パスワードを使い続けるリスクをなくしつつ、必要なときだけ管理者がパスワードを取り出せる運用にできます。

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