リソースグループでは、さまざまなリソースを論理的にグルーピングすることができます。リソースグループは、アプリケーションやサービスを実行するために必要なすべてのリソースのための論理コンテナです。
たとえば、仮想マシン、データベース、およびストレージアカウントを必要とするアプリケーションがある場合、これらのリソースを個別に管理する代わりに、リソースグループに入れてまとめて管理することができます。
Azureサービスの課金および管理境界であるAzureサブスクリプションの中に、リソースを保持するためのリソースグループを作成します。
これにより、リソースの管理が容易になり、すべてを一箇所で把握することができます。例えば、アプリケーションに関連するものをすべて削除したい場合、リソースグループを削除するだけで、すべてのリソースが一度に削除されます。
さらに、リソースグループ全体にポリシーやコントロールを適用することもできるので、すべてのリソースを一貫して設定・管理することが容易になります。また、課金明細にもリソースグループが記載されます。
この記事ではリソースグループの作成、削除の手順を確認します。
リソースグループの作成
Azureポータルにサインインし、左側メニューの「リソースグループ」をクリックします。
新しいリソースグループを作成します。「作成」ボタンをクリックします。
基本のタブで、以下の情報を設定します。
- サブスクリプション:使用するAzureサブスクリプションを選択します。
- 名前:リソースグループの名前。今回は、RG-VMとします。
- リージョン:リソースグループ内のリソースを格納するリージョンを選択。今回は、(Asia Pacific)Japan East とします。
タグを付けることで、リソースグループを分類し、整理・管理しやすくなります。下記の例では、名前にDepartment、値にSalesと設定しています。設定は任意です。
「次:確認、および作成」 をクリックします。
検証に成功しました の表示を確認し、作成をクリックします。
下記のような画面が表示されます。
リソースグループの一覧からも、正常に作成されたことを確認できます。
リソースグループが作成されたら、リソースを追加することができます。例えば、仮想マシンなどを作成する際に、格納するリソースグループとして、上で追加したリソースグループを選択することができます。
仮想マシンの作成手順は、下記を参考にしてください。
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リソースグループの削除
リソース グループを削除します。削除したいリソースグループ(今回は、RG-VM)をクリックします。
リソース グループの削除をクリックします。
確認画面が表示されます。リソースグループ名(今回は、RG-VM)を入力し、削除をクリックします。
削除が開始されます。
リソースグループを削除すると、そのリソースグループに関連付けられているすべてのリソースが削除されることに注意してください。
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