IntuneとMicrosoft Defenderで攻撃面縮小(ASR)を実現する手順と検証方法

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読む前にこの記事のポイントを音声で確認できます。この音声は本記事をもとにAIツール(NotebookLM)で自動生成したもので、発音や言い回しが不自然な箇所や、内容の誤りが含まれる可能性があります。理解の補助としてご利用ください。

Microsoft Defender for Endpoint(MDE)の「攻撃面の減少(ASR:Attack Surface Reduction)ルール」を、Intune から配信して動作を確かめました。この記事では、ASR ルールの前提条件と動作モードを整理したうえで、Intune でのポリシー作成、Office マクロを使ったブロックの確認、イベントログと Defender ポータルでの記録の見方までを順に説明します。

ASR ルールは、マルウェアがよく使う「入り口」になる動作を止める機能です。設定は Intune の画面から行えますが、業務アプリを止めてしまうこともあるので、展開の進め方と除外のしかたも合わせて押さえておきます。

この記事でわかること
  1. ASR ルールの前提条件と、ブロック・監査・警告などの動作モード
  2. Intune で攻撃面の減少ポリシーを作成し、デバイスに割り当てる手順
  3. Office マクロでブロックを起こし、イベントログと Defender ポータルで記録を確かめる方法
  4. 除外の設定と、運用でつまずきやすいポイント
前提

Intune 管理センターの基本操作と、MDE へのデバイスのオンボーディングが済んでいることを前提にしています。オンボーディングがまだの場合は、先に Defender for Endpoint をIntuneからオンボーディングする を参照してください。

  1. 攻撃面の減少(ASR)とは
  2. 攻撃面の減少に含まれる機能
  3. 前提条件:ここを満たさないと ASR ルールは動かない
    1. 必須の要件
    2. 対応する OS
    3. ライセンス
  4. ASR ルールの動作モード
  5. まずは標準保護ルールの3つから
  6. 展開の全体の流れ
  7. Intune で攻撃面の減少ルールを設定する
    1. 検証の構成
    2. 攻撃面の減少のポリシー作成を開く
    3. プラットフォームとプロファイルを選ぶ
    4. 基本情報を入力する
    5. 構成設定で各ルールのモードを決める
    6. スコープ タグと割り当て
    7. 確認および作成
  8. デバイスにポリシーが届いたかを確かめる
    1. デバイスを同期する
    2. PowerShell で適用されたルールを確認する
  9. テスト用のマクロを用意する(ChatGPT で作成)
  10. 動作を確認する
  11. イベントログで確認する
  12. Defender ポータルで確認する
  13. 除外の設定:ブロックされて困るときの対処
    1. 除外の種類
    2. Intune での設定方法
    3. MDAV の除外に従わないルール
  14. 現場でつまずきやすいポイント
    1. Q1. ポリシーを設定したのに動いている気配がない
    2. Q2. グループ ポリシーと Intune の両方で設定するとどうなるか
    3. Q3. PSExec・WMI のルールと Configuration Manager
    4. Q4. 資格情報の盗用のルールで大量のイベントが出る
    5. Q5. 正規のアプリがブロックされた
    6. Q6. Office を C:\Program Files 以外にインストールしている
    7. Q7. MDE Client Analyzer で詳しい情報を取りたい
  15. まとめ

攻撃面の減少(ASR)とは

攻撃面の減少は、攻撃者が入り込める場所(攻撃面)を減らす考え方です。家にたとえると、扉や窓は侵入口になります。使わない扉を閉じたり、鍵を強くしたりすれば、侵入されにくくなります。ASR ルールは、これと同じことを Windows 上のソフトウェアの動作に対して行います。

ASR ルールが止める動作の例は次のとおりです。

  • ファイルをダウンロードしたり実行したりしようとする実行ファイルやスクリプトの起動
  • 難読化されたスクリプトや、その他の疑わしいスクリプトの実行
  • Office アプリなどからの子プロセスの作成や、他のプロセスへのコードの挿入

これらは正規のアプリが行うこともありますが、マルウェアがよく使う動作でもあります。そのため、いきなり全部を止めるのではなく、影響を確かめながら有効にしていきます。

攻撃面の減少に含まれる機能

攻撃面の減少は1つの機能の名前ではなく、Defender for Endpoint の複数の保護機能をまとめた呼び方です。この記事で扱うのは、このうちの「攻撃面の減少ルール(ASR ルール)」です。

機能概要
攻撃面の減少ルール(この記事の対象)Office アプリからの子プロセスの作成、難読化スクリプトの実行など、攻撃でよく使われる動作を止める
フォルダー アクセスの制御信頼されていないアプリが、保護対象のフォルダーのファイルを変更できないようにする(ランサムウェア対策)
Exploit ProtectionOS のプロセスやアプリに、脆弱性の悪用を緩和する仕組みを適用する(EMET の機能を引き継いだもの)
ネットワーク保護悪意のある、または評判の低いドメインや IP アドレスへの接続を止める
Web 保護フィッシングサイトなどの Web の脅威から保護する
Web コンテンツ フィルタリングWeb サイトのカテゴリに応じてアクセスを制御する
デバイス コントロールUSB ドライブなどの周辺機器の利用を制御する
ファイアウォールのレポートWindows ファイアウォールのイベントを Defender ポータルで確認できるようにする
補足

検証した当時のドキュメントでは、Microsoft Edge のハードウェアベースの分離(Application Guard)とアプリケーション制御(App Control for Business)も、攻撃面の減少の機能として並んでいました。2026年10月時点のドキュメントでは、この2つは「関連する Windows のセキュリティ機能」として別に扱われています。

前提条件:ここを満たさないと ASR ルールは動かない

ASR ルールは Microsoft Defender ウイルス対策(MDAV)の機能です。そのため、MDAV がきちんと動いていることが前提になります。展開の前に次の項目を確認します。

必須の要件

項目要件
ウイルス対策MDAV がプライマリのウイルス対策として、アクティブ モードで動いていること
リアルタイム保護有効であること
クラウド提供の保護(MAPS)ASR ルールの動作に重要。クラウド保護が必須のルールや、通知・アラートの条件にクラウド保護レベルが関わるルールがある
クラウド サービスへの接続MDAV のクラウド サービスに接続できること
MDAV のバージョンプラットフォームとエンジンが、最新から2つ前までのバージョンであること
注意

他社のウイルス対策を入れていて MDAV がパッシブ モードになっている場合、ASR ルールは動きません。ブロック モードの EDR を使っているパッシブ モード、定期的なスキャン(LPS)、オフの状態も対象外です。

対応する OS

ASR ルールそのものは、MDAV を含むすべてのエディションの Windows で使えます(Windows 11 Home でも、PowerShell でローカルに設定できます)。Defender for Endpoint で一元管理(Intune からの配信、レポート、アラート)できるのは次の OS です。

  • Windows 10 以降の Pro・Enterprise エディション
  • Windows Server 2012 R2 以降(2012 R2・2016 は、最新の統合ソリューション パッケージでオンボードしたもの)
  • Azure Local(旧 Azure Stack HCI)バージョン 23H2 以降

ルールごとに対応するバージョンは違います。たとえば「すべての Office アプリケーションによる子プロセスの作成をブロックする」は Windows 10 1709 以降、「WMI イベント サブスクリプションを介して永続性をブロックする」は Windows 10 1903 以降です。使うルールの対応状況は、ルールのリファレンスで確認します。

ライセンス

ASR ルールを使うだけなら、Microsoft 365 E5 は必須ではありません。ただし、管理と監視の機能は使うライセンスで変わります。

やりたいこと必要なもの
Intune のエンドポイント セキュリティ ポリシーで配信するIntune Plan 1(Microsoft 365 E3 などに含まれる)
Defender ポータルの ASR ルール レポートを見るDefender for Endpoint Plan 2、または Microsoft Defender for Business
高度なハンティング(KQL)で検索するDefender for Endpoint Plan 2
デバイスのイベント ビューアーで見るライセンスを問わない

Microsoft は、監視・分析やレポートの機能を活用するために、E5 またはそれに相当するライセンスを推奨しています。

見落としやすいポイント

次の3つの Office 系ルールは、Office が %ProgramFiles% または %ProgramFiles(x86)%(既定では C:\Program Files と C:\Program Files (x86))にインストールされている場合だけ適用されます。別のパスにインストールしていると、ポリシーで有効にしても効きません。

  • すべての Office アプリケーションによる子プロセスの作成をブロックする
  • Office 通信アプリケーションによる子プロセスの作成をブロックする
  • Office アプリケーションによる他のプロセスへのコード挿入をブロックする

ASR ルールの動作モード

ASR ルールは、ルールごとに次のどれかのモードで動かします。PowerShell や CSP で設定するときは、右の数値(コード)を使います。

コードモード動作使う場面
0オフ(無効)ルールを明示的に無効にするルールを止めたいとき。別のポリシーが同じルールを別のモードにしていると競合の原因になる
1ブロック該当する動作を止める本番の運用
2監査止めずに、止めた場合と同じ判定を記録する影響の評価、展開前の確認
5未構成ルールを有効にしていない状態。動作はオフと同じだが、競合を起こさない既定の状態
6警告ブロックするが、ユーザーが通知から解除すると24時間はブロックしない業務への影響を抑えながら有効にしたいとき
警告モードの要件

警告モードは Windows 10 バージョン 1809 以降で使えます。それより前の Windows では、警告モードにしてもブロック モードとして動きます(解除はできません)。MDAV はプラットフォーム 4.18.2008.9 以降、エンジン 1.1.17400.5 以降が必要です。Configuration Manager では警告モードを使えません。

また、次の2つのルールは警告モードに対応していません。

  • Windows ローカル セキュリティ機関サブシステムからの資格情報の盗用をブロックする
  • Office アプリケーションによる他のプロセスへのコード挿入をブロックする
現在の状況

検証した当時のドキュメントには、Intune で構成する場合は「JavaScript または VBScript によるダウンロードした実行可能コンテンツの起動をブロックする」「WMI イベント サブスクリプションを介して永続性をブロックする」「ランサムウェアに対して高度な保護を使用する」の3つで警告モードを使えない、という記載がありました。2026年10月時点のドキュメントにはこの記載はないので、実際の選択肢は Intune の構成画面で確認してください。

また、MDAV プラットフォーム 4.18.26060 から、警告モードの通知で「ブロック解除」を選ぶには管理者の承認が必要になりました。恒久的に許可したいものは、ルールごとの除外で設定します。

まずは標準保護ルールの3つから

ASR ルールは全部で19あります(2026年10月時点)。Microsoft は、このうち次の3つを「標準保護ルール」として、大がかりなテストなしにブロック モードで有効にすることを推奨しています。利用者への影響がほとんどなく、保護の効果が大きいためです。

標準保護ルールGUID効果
Windows ローカル セキュリティ機関サブシステムからの資格情報の盗用をブロックする9e6c4e1f-7d60-472f-ba1a-a39ef669e4b2lsass.exe のメモリへのアクセスを止め、Mimikatz などによる資格情報の窃取を防ぐ
悪用された脆弱な署名付きドライバーの悪用をブロックする56a863a9-875e-4185-98a7-b882c64b5ce5脆弱な署名付きドライバーをアプリが保存できないようにする(すでにあるドライバーの読み込みは止めない)
WMI イベント サブスクリプションを介して永続性をブロックするe6db77e5-3df2-4cf1-b95a-636979351e5bWMI を悪用したファイルレス マルウェアの永続化を防ぐ

ただし例外があります。Configuration Manager でデバイスを管理している場合、Configuration Manager のクライアントは WMI に大きく依存しているので、WMI のルールは監査モードで十分にテストしてから有効にします。また、LSA 保護を有効にしているデバイスでは、資格情報の盗用のルールは同じ保護になるので不要です。

Defender ポータルの ASR ルールのレポートも、既定では標準保護ルールに絞り込んで表示されます。

展開の全体の流れ

ASR ルールは「設定して終わり」ではありません。業務への影響を確かめながら、段階的に広げていきます。Microsoft の展開ガイドの流れを図にすると次のようになります。

前提条件の確認MDAV・リアルタイム保護展開計画部門・チャンピオン・リング監査モードでテストリング1 で全ルールを監査業務アプリへの影響は?除外を追加ルールごとの除外が基本ブロックモードへリングを広げるリング2 → 3 → 全社監視・運用Defender ポータル・KQLありなし監査を続けて確認
図1 ASR ルール展開の流れ(標準保護ルール以外のルール)

最初は小さなグループ(リング1)で、すべてのルールを監査モードにして、日常の業務でどのルールが反応するかを調べます。業務アプリが引っかかったら除外を追加し、問題がなくなったルールからブロック モードに切り替えます。そのあと、リング2、リング3 と対象を広げます。

ここからは、この流れのうち「ASR ルールを Intune で設定し、動作を確かめる」部分を実機で行います。

Intune で攻撃面の減少ルールを設定する

検証の構成

Intune に登録し、MDE にオンボードした Windows 11 のデバイス「Win11-3」に ASR ルールを適用します。ポリシーは「セキュリティ適用グループ」に割り当て、Win11-3 をこのグループのメンバーにしています。

IntuneDefenderWin11-3Windows 11セキュリティ適用グループIntune 管理センターDefender ポータルASR ポリシー(ブロック)検出の記録(レポート)Intune 登録済み・MDE オンボード済み
図2 検証の構成

MDE のオンボーディングは、Defender for Endpoint をIntuneからオンボーディングする を参照してください。

攻撃面の減少のポリシー作成を開く

Microsoft Intune 管理センター(https://intune.microsoft.com/)で、エンドポイント セキュリティ ›› 攻撃面の減少 を開き、「ポリシーの作成」をクリックします。

プラットフォームとプロファイルを選ぶ

プラットフォームとプロファイルを選び、「作成」をクリックします。

画面イメージについて

この記事の画面は、実際の画面ではなく、検証時の画面から設定する項目(見るポイント)を抜き出して描いたイメージです。バージョンによって、項目の並びや表記は変わります。

Microsoft Intune 管理センター画面イメージ
エンドポイント セキュリティ ›› 攻撃面の減少 ›› プロファイルの作成
1プラットフォームWindows 10、Windows 11、Windows Server
2プロファイル攻撃の回避規則
3作成
図3 プロファイルの作成(実際の画面ではなく、設定項目のポイントを示したイメージです)
No.項目設定内容
1プラットフォームWindows 10、Windows 11、Windows Server
2プロファイル攻撃の回避規則(ASR ルールのプロファイル)
3作成クリックして設定に進む
現在の表記

検証時の画面では、プロファイル名が「攻撃の回避規則」と表示されていました。2026年10月時点のドキュメントでは、プラットフォームは「Windows」、プロファイルは「Attack Surface Reduction Rules(攻撃面の減少ルール)」と案内されています。

基本情報を入力する

ポリシーの名前を入力し、「次へ」をクリックします。今回は「ASRルールテスト」にしました。

Microsoft Intune 管理センター画面イメージ
① 基本 ② 構成設定 ③ スコープ タグ ④ 割り当て ⑤ 確認および作成
1名前 *ASRルールテスト
説明 
プラットフォームWindows 10 以降
前へ2次へ
図4 基本情報の入力(実際の画面ではなく、設定項目のポイントを示したイメージです)
No.項目設定内容
1名前ASRルールテスト(任意の名前)
2次へ構成設定に進む

構成設定で各ルールのモードを決める

「構成設定」には、「Adobe Reader による子プロセスの作成をブロックする」など、ルールが1つずつ並んでいます。ルールごとにモードを選びます。各ルールの詳細は 攻撃面の減少ルールの参照 で確認できます。

今回はテストなので、「すべての Office アプリケーションによる子プロセスの作成をブロックする」だけを「ブロック」にし、「次へ」をクリックします。

Microsoft Intune 管理センター画面イメージ
✓ 基本 ② 構成設定 ③ スコープ タグ ④ 割り当て ⑤ 確認および作成
Defender
Adobe Reader による子プロセスの作成をブロックする構成されていません
PSExec および WMI コマンドから発生するプロセスの作成をブロックする構成されていません
難読化された可能性のあるスクリプトの実行を防止する構成されていません
WMI イベント サブスクリプションを使用した永続化を防止する構成されていません
Office マクロからの Win32 API 呼び出しをブロックする構成されていません
⋮ (中略)
1すべての Office アプリケーションによる子プロセスの作成をブロックするブロック
 ASR のみ規則ごとに除外◯ 構成されていません
[PREVIEW] Block rebooting machine in Safe Mode構成されていません
Block Webshell creation for Servers構成されていません
USB から実行される信頼されていないプロセスと署名されていないプロセスをブロックする構成されていません
前へ2次へ
図5 構成設定(実際の画面ではなく、設定項目のポイントを示したイメージです)
No.項目設定内容
1すべての Office アプリケーションによる子プロセスの作成をブロックするブロック。モードを選ぶと、そのルールだけに効く除外(ASR のみ規則ごとに除外)の項目が表示される
2次へスコープ タグに進む

このルールの GUID は d4f940ab-401b-4efc-aadc-ad5f3c50688a です。対象の Office アプリは Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Access です。

本番での進め方

ここではテストのため、いきなりブロックにしています。本番では、標準保護ルール以外は先に監査モードで動かし、業務アプリが止まらないかを確かめてからブロックに切り替えます。

スコープ タグと割り当て

「スコープ タグ」は何も設定せず、「次へ」をクリックします。「割り当て」では「グループの追加」をクリックし、対象のグループを選びます。今回はあらかじめ「セキュリティ適用グループ」を作り、デバイス Win11-3 をメンバーにしています。

Microsoft Intune 管理センター画面イメージ
✓ 基本 ✓ 構成設定 ✓ スコープ タグ ④ 割り当て ⑤ 確認および作成
組み込まれたグループ
1グループの追加ユーザーをすべて追加デバイスをすべて追加
グループを選択する
名前種類
2☑セキュリティ適用グループグループ
☐パイロット展開リンググループ
☐ポリシー対象ユーザとデバイスグループ
☐事前検証リンググループ
3選択
組み込まれたグループ(選択後)
グループグループ メンバー
4セキュリティ適用グループ1 個のデバイス、…
前へ5次へ
図6 グループの割り当て(実際の画面ではなく、設定項目のポイントを示したイメージです)
No.項目設定内容
1グループの追加クリックしてグループの一覧を開く
2セキュリティ適用グループチェックを入れる
3選択クリックして割り当てに追加する
4組み込まれたグループセキュリティ適用グループが追加されたことを確認する
5次へ確認および作成に進む
補足

Defender for Endpoint のドキュメントでは、ASR ルールのポリシーはユーザーのグループではなく、Microsoft Entra のデバイスのグループに割り当てるよう案内されています。

確認および作成

「確認および作成」で設定内容を確認し、「作成」をクリックします。

Microsoft Intune 管理センター画面イメージ
✓ 基本 ✓ 構成設定 ✓ スコープ タグ ✓ 割り当て ⑤ 確認および作成
基本
1名前ASRルールテスト
説明説明 がありません
プラットフォームWindows 10 以降
構成設定
Defender(設定したルール)
スコープ タグ
スコープ タグ既定値
前へ2作成
図7 確認および作成(実際の画面ではなく、設定項目のポイントを示したイメージです)

作成すると、攻撃面の減少のポリシー一覧に登録されます。

Microsoft Intune 管理センター画面イメージ
エンドポイント セキュリティ ›› 攻撃面の減少
ポリシー名ポリシーの種類割り当て済みプラットフォームターゲット
1ASRルールテスト攻撃の回避規則はいWindows 10 以降mdm,microsoftSense
図8 作成したポリシー(実際の画面ではなく、表示のポイントを示したイメージです)
No.表示意味
1ASRルールテスト作成したポリシー。「割り当て済み」が「はい」になっている

デバイスにポリシーが届いたかを確かめる

デバイスを同期する

ポリシーを早く反映させるため、デバイスを同期します。Intune 管理センターの デバイス ›› すべてのデバイス で Win11-3 を開き、「同期」をクリックして、確認のメッセージで「はい」をクリックします。

Microsoft Intune 管理センター画面イメージ
デバイス ›› すべてのデバイス ›› WIN11-3
リタイヤワイプ削除リモート ロック1同期パスコードのリセット
基本
デバイス名WIN11-3
プライマリ ユーザー(伏せています)
同期 – WIN11-3
Intune がこのデバイスに連絡を試みます。成功した場合、現在の操作またはポリシーがデバイスに同期されます。続行しますか?
2はいいいえ
図9 デバイスの同期(実際の画面ではなく、操作のポイントを示したイメージです)
No.項目操作
1同期クリックする
2はい確認のメッセージで続行する

PowerShell で適用されたルールを確認する

ルールが実際に届いたかは、対象の PC の PowerShell で確認できます。管理者として PowerShell を起動し、次のコマンドを実行します。

Win11-3(管理者の PowerShell)

$p=Get-MpPreference;0..([math]::Min($p.AttackSurfaceReductionRules_Ids.Count,$p.AttackSurfaceReductionRules_Actions.Count)-1) | % {[pscustomobject]@{Id=$p.AttackSurfaceReductionRules_Ids[$_];Action=$p.AttackSurfaceReductionRules_Actions[$_]}} | Format-Table -AutoSize

出力の例は次のとおりです。Id 列がルールの GUID、Action 列がモードのコードです。

出力の例

Id                                       Action
--                                       ------
d4f940ab-401b-4efc-aadc-ad5f3c50688a          1
9e6c4e1f-7d60-472f-ba1a-a39ef669e4b2          1
56a863a9-875e-4185-98a7-b882c64b5ce5          1

Action 列の値の意味は、モードのコードと同じです。

Action意味
0オフ(無効)
1ブロック
2監査
5未構成
6警告

この例では、Office の子プロセスのルール(d4f940ab-…)に加えて、標準保護ルールの資格情報の盗用(9e6c4e1f-…)と脆弱な署名付きドライバー(56a863a9-…)もブロック(1)になっています。GUID とルールの対応は、ルールのリファレンスの GUID の一覧 で確認できます。

反映が遅いときは

ポリシーの割り当てや変更があると、Intune はデバイスに同期を促す通知を送ります。届くまでの時間は、すぐのこともあれば数時間かかることもあります。通常の定期的な同期は、およそ8時間ごとです。

すぐに確認したい場合は、Intune 管理センターから「同期」を実行するか、デバイス側の 設定 ›› アカウント ›› 職場または学校にアクセスする から同期します。Intune のポリシーはグループ ポリシーではないので、gpupdate /force では反映されません。

テスト用のマクロを用意する(ChatGPT で作成)

Office アプリから子プロセスを作るテスト用のマクロを、ChatGPT に作ってもらいました。プロンプトは次のとおりです。

プロンプト

Office Wordより子プロセス(powershell.exe)を作成するマクロを作成してください。

出力されたマクロは次のとおりです。WScript.Shell オブジェクトの Run で PowerShell を起動し、echo Hello, World! を実行します。Word(WINWORD.EXE)から見ると、powershell.exe は子プロセスになります。

Word の VBA マクロ

Sub RunPowerShellCommand()
    Dim shell As Object
    Set shell = CreateObject("WScript.Shell")
    
    Dim command As String
    ' PowerShellコマンドを設定
    ' 例: PowerShellで "Hello, World!" を表示
    command = "powershell.exe -NoProfile -Command ""echo Hello, World!"""
    
    ' PowerShellコマンドを実行
    shell.Run command, 1, True ' 1 = アクティブウィンドウで実行, True = 実行が終わるまで待つ
End Sub

動作を確認する

Win11-3 で Word を開き、表示 ›› マクロ から、作成したマクロを選んで「実行」をクリックします。

Word(Win11-3)画面イメージ
表示 ›› マクロ
1マクロ名RunPowerShellCommand
マクロの保存先作業中のすべての文書とテンプレート
2実行(R)ステップ イン(S)編集(E)作成(C)削除(D)
図10 マクロの実行(実際の画面ではなく、操作のポイントを示したイメージです)
No.項目操作
1マクロ名RunPowerShellCommand を選ぶ
2実行クリックしてマクロを実行する

実行すると PowerShell は起動せず、Windows セキュリティのトースト通知でブロックされたことが表示されました。

Windows セキュリティの通知(Win11-3)画面イメージ
Windows セキュリティ1操作がブロックされました管理者の設定により、このアクションは Windows セキュリティでブロックされました。ヘルプ デスクに問い合わせてください。
図11 ブロックの通知(実際の画面ではなく、表示内容のポイントを示したイメージです)

このときの動きを図にすると次のようになります。Word が powershell.exe を子プロセスとして起動しようとしたところを ASR ルールが止め、その記録がデバイスと Defender ポータルの両方に残ります。

WINWORD.EXEマクロを実行ASR ルールブロックpowershell.exe子プロセス(起動しない)トースト通知Windows セキュリティイベント ID 1121Operational ログDefender ポータルASR ルールのレポート子プロセスの作成を検出
図12 検証で起きたこと(ルール:すべての Office アプリケーションによる子プロセスの作成をブロックする)

イベントログで確認する

ブロックはデバイスのイベントログにも記録されます。イベント ビューアーで アプリケーションとサービス ログ ›› Microsoft ›› Windows ›› Windows Defender ›› Operational を開くと、イベント ID 1121 でブロックの記録が見つかりました。

イベント プロパティ – イベント 1121, Windows Defender画面イメージ
1Microsoft Defender Exploit Guard が IT 管理者によって許可されていない操作をブロックしました。 詳細は IT 管理者に問い合わせてください。2        ID: D4F940AB-401B-4EFC-AADC-AD5F3C50688A        検出時刻: 2024-03-17T09:53:28.312Z        ユーザー: (伏せています)3        パス: C:\Windows\System32\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exe        プロセス名: C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16\WINWORD.EXE        ターゲット コマンドライン: "C:\Windows\System32\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exe" -NoProfile -Command "echo Hello, World!"        親コマンドライン: "C:\Program Files\Microsoft Office\Root\Office16\WINWORD.EXE" /n "C:\Users\(伏せています)\Desktop\テスト文章.docx" /o ""        関連ファイル: C:\Users\(伏せています)\Desktop\テスト文章.docx
ログの名前Microsoft-Windows-Windows Defender/Operational
ソースWindows Defender
4イベント ID1121
レベル警告
ログの日付2024/03/17 18:53:28
コンピューターWin11-3
図13 ブロックのイベント(実際の画面ではなく、表示内容のポイントを示したイメージです)
No.表示意味
1操作をブロックしましたASR ルールがブロックしたことを示す
2ID反応したルールの GUID。D4F940AB-… は「すべての Office アプリケーションによる子プロセスの作成をブロックする」
3パス/プロセス名止められたプログラム(powershell.exe)と、それを起動しようとしたプロセス(WINWORD.EXE)
4イベント ID 1121ブロック モードのルールが反応したときのイベント

ASR ルールに関係する主なイベント ID は次のとおりです。監査モードにした場合は、動作は止めずに 1122 が記録されます。

イベント ID内容
1121ブロック モードのルールが反応した
1122監査モードのルールが反応した
1129警告モードで、ユーザーがブロックを解除した
5007設定が変更された

Defender ポータルで確認する

Microsoft Defender ポータル(https://security.microsoft.com/)で、レポート ›› エンドポイント ›› 攻撃面の減少ルール を開きます。レポートは https://security.microsoft.com/asr から直接開くこともできます。

「Detections」タブで、ブロックと監査の検出数と、検出の一覧を確認できます。既定では標準保護ルールだけが表示されるので、フィルターの「ルール」を「すべて」にしています。

Microsoft Defender ポータル画面イメージ
レポート ›› 攻撃面の減少ルール
DetectionsConfiguration除外の追加
1フィルタールール: すべて / 日付: 2024/03/16-2024/03/17 / ルールの選択: すべて
2ブロックされた検出4
監査された検出0
検出の一覧(4 個のアイテム)
検出された
ファイル
検出日時ブロック済み/
監査済み
ルールソース アプリデバイス
3powershell.exe2024年3月17日
18:42
ブロックすべての Office アプリケーションによる子プロセスの作成をブロックするWINWORD.EXEwin11-3
powershell.exe2024年3月17日
18:37
ブロックすべての Office アプリケーションによる子プロセスの作成をブロックするWINWORD.EXEwin11-3
powershell.exe2024年3月17日
18:34
ブロックすべての Office アプリケーションによる子プロセスの作成をブロックするWINWORD.EXEwin11-3
⋮ (中略)
図14 ASR ルールのレポート(実際の画面ではなく、表示のポイントを示したイメージです)
No.表示意味
1フィルタールールを「すべて」にし、検証した期間に絞り込む
2ブロックされた検出期間内にブロックした回数(この検証では4回)
3検出の一覧どのルールが、どのアプリ(ソース アプリ)の、どのファイルを止めたかがわかる

一覧では、検出したファイル(powershell.exe)、起動元のアプリ(WINWORD.EXE)、反応したルール、デバイスを確認できます。誤検知を調べるときは、ここから対象のファイルとルールを特定します。

除外の設定:ブロックされて困るときの対処

ASR ルールが正規の業務アプリを止めてしまうことがあります。たとえば「Office の子プロセスのブロック」が、業務用のマクロから呼び出す社内アプリの起動を止める、といったケースです。このような場合は、除外を追加して、そのファイルやフォルダーを ASR ルールの評価から外します。

除外の種類

種類適用範囲使う場面
ルールごとの除外(per-rule exclusion)指定したルールだけ保護を弱める範囲を最小にしたいとき(推奨)
ASR 共通の除外(グローバル除外)すべての ASR ルールどのルールからも外したいとき
MDAV の除外MDAV 全体従わないルールがある(下の一覧)
侵害インジケーター(IoC)ファイルや証明書の単位多くのルールが、ファイルや証明書の IoC に従う

ルールごとの除外を使えば、「Office の子プロセスのブロックだけは特定のアプリを許可し、難読化スクリプトのブロックはそのまま有効にする」といった細かい制御ができます。

Intune での設定方法

  1. エンドポイント セキュリティ ›› 攻撃面の減少 で、対象のポリシーを開いて構成設定を編集します。
  2. 除外したいルールのモードを「監査」「ブロック」「警告」のどれかにすると、「ASR のみ規則ごとに除外」の項目が表示されます(図5 の項目)。
  3. 除外するフォルダーのパス、またはファイルのパスとファイル名を入力します(例:C:\Program Files\MyApp\test1.exe)。CSV で取り込むこともできます。
除外のパスの注意点
  • 除外は、フォルダーのパス、またはパスを含めたファイル名で指定します。
  • 環境変数とワイルドカードを使えます。ただし、ユーザーの環境変数(%HOMEPATH% など)は使わず、%ProgramFiles% などのシステムの環境変数を使います。ワイルドカードでドライブ文字は指定できません。
  • 除外が効くのは、アプリやサービスが起動したときです。すでに動いているサービスを除外した場合は、サービスを再起動するまで検出が続きます。
  • 除外したファイルは実行が許可され、レポートやイベントにも記録されなくなります。除外は最小限にし、まず監査モードで「本当に止まって困るのか」を確かめてから追加します。
  • Intune の「Attack Surface Reduction Only Exclusions」(ASR 共通の除外)を設定すると、そのデバイスに届くすべての ASR ルールに除外が効きます。特定のルールだけを除外したい場合は使いません。

MDAV の除外に従わないルール

次のルールは、MDAV のファイルとフォルダーの除外に従いません。これらのルールで除外したい場合は、ASR ルールの除外(ルールごと、または共通)を設定します。なお、MDAV のプロセスの除外には、すべてのルールが従います。

  • Windows ローカル セキュリティ機関サブシステムからの資格情報の盗用をブロックする
  • WMI イベント サブスクリプションを介して永続性をブロックする
  • Adobe Reader による子プロセスの作成をブロックする
  • Office アプリケーションによる実行可能コンテンツの作成をブロックする
  • Office アプリケーションによる他のプロセスへのコード挿入をブロックする
  • Office 通信アプリケーションによる子プロセスの作成をブロックする
  • PSExec コマンドと WMI コマンドから発生するプロセスの作成をブロックする

現場でつまずきやすいポイント

運用でよく問い合わせがあるポイントをまとめます。

Q1. ポリシーを設定したのに動いている気配がない

次の順に確認します。

  1. MDAV がプライマリのウイルス対策として、アクティブ モードで動いているか(他社のウイルス対策を入れていないか)
  2. リアルタイム保護とクラウド提供の保護が有効か
  3. デバイスが MDE にオンボードされているか
  4. Intune の同期が済んでいるか
  5. PowerShell の Get-MpPreference で、ルールが届いているか、モードが監査になっていないか
  6. グループ ポリシーで同じルールを設定して競合していないか
  7. Office 系のルールの場合、Office が %ProgramFiles% 配下にインストールされているか

Q2. グループ ポリシーと Intune の両方で設定するとどうなるか

同じルールをグループ ポリシーと MDM(Intune)の両方で設定すると、既定ではグループ ポリシーの設定が優先されます。Policy CSP の MDMWinsOverGP を 1 にすると、MDM 側を優先できます。基本は、どちらか一方にそろえます。

Intune の中で複数のポリシーが同じデバイスに届く場合は、競合しない設定はまとめて(スーパーセットとして)適用され、競合する設定だけが適用されずに保留されます。

Q3. PSExec・WMI のルールと Configuration Manager

Configuration Manager のクライアントは WMI に大きく依存しています。Microsoft は、Configuration Manager を使っている場合、「PSExec コマンドと WMI コマンドから発生するプロセスの作成をブロックする」(GUID:d1e49aac-8f56-4280-b9ba-993a6d77406c)を、ほかの方法(Intune やグループ ポリシーなど)で有効にしないよう案内しています。このルールは Configuration Manager からは設定できないので、Configuration Manager の環境では、このルールは使わない前提で考えます。

Q4. 資格情報の盗用のルールで大量のイベントが出る

「Windows ローカル セキュリティ機関サブシステムからの資格情報の盗用をブロックする」は、もともと大量の監査イベントを出すルールです。必要のない権限で lsass.exe にアクセスするプロセス(svchost.exe や Chrome の更新など)が多いためです。このルールが止めるのは LSASS のメモリへのアクセスで、プロセスの実行そのものは止めません。

そのため、監査モードでの評価を省いてブロック モードで展開してよい、と公式ドキュメントでも案内されています(少数のデバイスから始めて広げることが推奨されています)。なお、LSA 保護を有効にしているデバイスでは、このルールは Defender ポータルで「適用不可」と表示されます。

Q5. 正規のアプリがブロックされた

自動更新ツールや、独自のパスにインストールされたアプリなど、正規のアプリが ASR ルールに止められることがあります。たとえば「Block use of copied or impersonated system tools」(コピーまたは偽装されたシステム ツールの使用のブロック)は、場所や動きがシステム ツールに似たアプリを止めることがあり、「ランサムウェアに対して高度な保護を使用する」は、まだ評判が確立していないファイルも止めます。

Defender ポータルのレポートで、止められたファイルとルールを確認し、影響を判断したうえで次のどれかで対応します。

  1. ルールごとの除外に、対象のファイルのフルパスを追加する
  2. 侵害インジケーター(IoC)で、ファイルや証明書を「許可」にする
  3. ルールを監査モードに戻す(最後の手段)

ブロックを放っておくと、更新が止まって脆弱性が残ることもあります。止まったまま気づかない状態にならないよう、レポートを定期的に確認します。

Q6. Office を C:\Program Files 以外にインストールしている

前提条件で説明したとおり、一部の Office 系ルールは %ProgramFiles% または %ProgramFiles(x86)% 配下の Office にしか効きません。別のパス(例:D:\Apps\Office)にインストールしていると、ポリシーでは有効でも実際には適用されません。

対象のルールは次の3つです。

  • すべての Office アプリケーションによる子プロセスの作成をブロックする
  • Office 通信アプリケーションによる子プロセスの作成をブロックする
  • Office アプリケーションによる他のプロセスへのコード挿入をブロックする

Q7. MDE Client Analyzer で詳しい情報を取りたい

誤検知や想定外の動きを Microsoft サポートに問い合わせるときは、MDE Client Analyzer で診断データを取ります。問題を再現するのと同じタイミングで、詳細モード(-v)で実行します。

コマンド プロンプト

MDEClientAnalyzer.cmd -v

MDAV の診断ファイルは、MpCmdRun.exe -GetFiles でも MpSupportFiles.cab として作れます。この中で特に役に立つのは次のファイルです。

ファイル内容
MPOperationalEvents.txtイベント ビューアーの MDAV の Operational ログと同じレベルの情報
MPRegistry.txtファイルを作った時点の MDAV の設定全体
MPLog.txtMDAV の動作と操作の詳細

まとめ

ASR ルールは強力な防御機能ですが、業務への影響を確かめながら段階的に展開することが大切です。この記事のポイントを表にまとめます。

項目ポイント
前提条件MDAV がアクティブ モードのプライマリ AV で、リアルタイム保護とクラウド提供の保護が有効であること
最初の一歩標準保護ルールの3つ(資格情報の盗用、脆弱な署名付きドライバー、WMI の永続化)はブロック モードで有効にする
そのほかのルールまず監査モードで動かし、影響を確かめてからブロックにする
Intune での設定エンドポイント セキュリティ ›› 攻撃面の減少 でポリシーを作り、デバイスのグループに割り当てる
動作の確認Get-MpPreference、イベント ID 1121/1122、Defender ポータルの ASR ルールのレポート
除外ルールごとの除外を基本にし、範囲を最小限にする
警告モード資格情報の盗用と Office のコード挿入のルールは非対応。解除には管理者の承認が必要になった
Configuration ManagerPSExec・WMI のルールは使わない。WMI の永続化のルールは監査で十分にテストする
Office のインストール先%ProgramFiles% 以外にあると、一部の Office 系ルールが効かない

これらの注意点を押さえて運用すれば、ASR ルールで組織の攻撃面を着実に減らせます。

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