前の記事で書いたように、スイッチはルートブリッジに一番近いパスを見つける必要があり、ルートポートにも指定ポートにもならないポートがブロッキングポートになります。
では、以下のような構成の場合はどうなるのでしょうか。
![](https://hirotanoblog.com/wp-content/uploads/2020/07/6BE9F5FD-44D1-4B52-B2AC-0386CD7644BE.png)
スイッチ間が2本接続されていて、ループ接続になっています。 ただ、SW2から見ると、2つのリンクともルートブリッジまでのコストは同じです。
![](https://hirotanoblog.com/wp-content/uploads/2020/07/5138CC95-A20B-4B45-8D9E-1107D2E5170E.png)
このような場合に、ポート識別子を使用します。ポート識別子は、ポート優先度とインタフェースIDを組み合わせて表現されます。
ポート識別子=ポート優先度+インターフェースID
全てのインタフェースでポート優先度は同じ値(デフォルト値128)です。 ポート優先度は0〜240の16の倍数で設定でき、値が小さい方が優先度は高くなります。
ポート優先度も同じであれば、最後のタイブレークとして、インタフェースIDにより決まります。基本的に、インタフェース番号の小さい方が優先度が高くなります。
例えば、SW2の接続ポートが Fa0/1とFa0/2であれば、Fa0/1の方が優先度が高いため、Fa0/2がブロッキングされます。
![](https://hirotanoblog.com/wp-content/uploads/2020/07/AF8FE3C4-93C8-4188-AD1A-A32FB55CC696.png)
最後までお読み頂きありがとうございました。
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