【Fortigate】ハードウェアスイッチ間通信と動作確認 FortiOS6.0.9

ハードウェアスイッチとは、異なる物理ポートをグループ化し、単一のインターフェイスとして使用できるようにした仮想的なインターフェースです。 仮想インタフェースであるハードウェアスイッチに物理ポートを紐づけます。

Fortigate 60Fを用いて、ハードウェアスイッチの設定、動作確認をします。

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ハードウェアスイッチ設定の確認

Fortigate 60Fの外観をみると、番号1から5が割り当てられた物理ポートがあります。 デフォルトでハードウェアスイッチが設定されており、物理ポート1から5はこのハードウェアスイッチに割り当てられています

実際の設定を確認します。

ネットワーク >> インタフェースを確認すると、デフォルトでは、internalという名前のハードウェアスイッチに物理ポート15が割り当てされています。

internalをクリックすると、インターフェースメンバーに、internal1〜internal5という名称で物理ポートが割り当てられていることが確認できます。

internal1internal5 は同一セグメント上のポートとして設定されているため、このポート間はセキュリティ制限なく通信できます。

デフォルトではinternal1internal5は同一セグメントですが、例えば、internal1internal3 と internal4internal5 でセグメントを分けることも可能です。 この場合はハードウェアスイッチを新しく作成する必要があります。

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ハードウェアスイッチの追加

まず、デフォルトのハードウェアスイッチ internal から internal4internal5 を外します。

すると、internal4internal5が消えるので、OKをクリックします。

internal4internal5がハードウェアスイッチから外れ、物理インタフェースとなりました。

では、internal4internal5を所属させる新しいハードウェアスイッチを作成します。左上にある新規作成からインタフェースを選択します。

HW-Switch-4-5という名前のハードウェアスイッチを作成し、192.168.2.0/24のセグメントを割り当てます。

  • インターフェース名:任意の名前。HW-Switch-4-5とします。
  • タイプハードウェアスイッチを選択
  • インターフェースメンバーinternal4, internal5を選択
  • IP/ネットワークマスク192.168.2.99/24を設定

OKをクリックすると、以下のとおり、新しいハードウェアスイッチ(HW-Switch-4-5)にポート4と5が割り当てられていることが確認できます。

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動作確認

では、ポート1と5に端末を接続し、pingを実行してみますが、疎通できません

同一ハードウェアスイッチ内ではセキュリティ制限なく通信できますが、異なるハードウェアスイッチ間はインタフェースが異なるため、セキュリティポリシーを設定する必要があります

ポリシー&オブジェクト >> ファイアウォールポリシーより、入力インターフェース、出力インターフェースにハードウェアスイッチを選択し、ハードウェアスイッチ間のポリシーを作成します。

ポリシー設定後、異なるハードウェアスイッチ間で疎通できるようになりました

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